人間の叡智は、川に流れこんだ水を一旦堰き止め、その下流には堤の範囲内で流せる流量に調整して流します。水の持つ危険性を一定制御することで、人命や財産を守ろうとしたのがダムです。この機能に代る有効な治水の方法がない、あるいは自然との調和を大きく乱さない限りダムは人類にとって有用であり、命を守り、資源の有効活用に有益な施設だと私は思います。
そこで、ダムに頼らない治水についてどのような可能性があるのか質問しました。
どうもこのような質問をするので、ダム推進派と誤解されることが多く、このたび香川大学からも社民党会派に「ダム推進派」の立場でパネラーとしての出席要請がありました。
私たちの立場はダム建設ありきの計画の見直しやダム建設が利権の温床になっている状況の改善が必要と訴えています。当然「できるだけ」ダムに頼らない治水を目指しています。

景観論争が起きている「新内海ダム」ですが、景観には当然主観も入りますから「誰の目が見ても」という判断が必要だと思います。私は新内海ダムが景観を破壊するというのなら、左上の金属加工工場も移転してもらわなくてはならないと思います。