県議会議長から口頭注意

１１月１９日に立候補が決定し、１２月２日の公示まで２週間を切る状況で、私の判断は「公示日の立候補で県議会議員の自動失職」でした。選挙まで何カ月もあるのでしたら「議員の辞職願を提出し本会議にかける」という選択肢もありますが、公示日まで余り日のないことや、県議会議員の職があることで、公示までに有利に組織や団体に入っていく（挨拶に）ことができると考えたことも事実です。この判断は間違っていないと思いますが、昨日の出来事が問題になりました。

昨日、県議会では本会議（代表質問）でした。しかし、総選挙への立候補が決定してからというもの、多くの組織や団体から、推薦決定のためにお呼びがかかります。また、ビデオ撮りやマスコミインタビューなど２週間の間に日程が建て込み、昨日の本会議は遅刻そして早退と言うことになりました。もちろん事前に遅刻届を議長あてに提出し、今までの慣例どおりに「所用のため」と理由にしていました。しかし、これが許されませんでした。自民党会派から「所用」ではなく、きちんとした理由を書けとの要請があったとのことなので、「体調不良」と書けばいいとの助言はありましたが、嘘は書けないので、「選挙の準備のため」と本当のことを書いて提出し直しました。このことが問題になりました。「選挙のためと言う理由で本会議を優先しなかったことは、県議会議員としてあるまじき行為」と認定され、本日９時３０分に議長室に呼び出され「口頭注意」を受けました。県議会議員の職を辞めない限り議会への欠席はこのような理由では認められないということです。私が甘かったと言えます。

確かに言われる通りですから「申し訳ありません。以後気をつけます」と陳謝し、本日開催の委員会（私の所管委員会ではないが）にも出席し、１２月１日の委員会（私の所管でない）にも出席することを議長に約束しました。辞職していたらこんなことにはなっていなかったと思っても、もう時期を失しました。ちょっと悔しいです。でも、香川県議会として、今後このようなことがあれば、今回を例として対応することになりますから、前例を作ったということで、私だけの問題でなくなると思えば、後悔はしないでいいかな。