社民党は結党二十年を迎えました。結党当時の「社民党」は、新たに「新党さきがけ」と合流してできる「民主党」への過渡的政党の位置付けでした。しかし、民主党へは、代議士の半分以上は合流しましたが、土井衆院議長や村山富市党首らは民主党への参加を拒否され、自社さ政権に批判する勢力も「新社会党」として離れ、党首らとともに社民党に残ったものの決意が「そうだ、社民党でいこう。」というスローガンでした。
そして私自身の最初の選挙は自社さ政権時代で、私自身、自民党の代議士からも応援されるという経験を持っています。
当時の自民党は今の自民党と全く違うように思います。橋本龍太郎さんに加藤紘一さん、野中広務さんに亀井静香さんもいました。戦後五十年村山談話もこの当時の自民党の布陣だから、出すことが出来たと思います。しかし今の自民党は、安倍独裁政治で「戦争できる国」づくり、失政を覆い隠す、国民を総動員するかのような「一億総活躍社会」です。
改憲発議が足音を忍ばせて近づくなか、「安倍政治」への対抗軸は社会民主主義であり、社民党だということに誇りと確信を持ち、憲法改悪をめざす政治の対極として、いのちと暮らし、雇用、憲法を守るために「そうだ、社民党でいこう。」